ANAは2023年1月31日(火)、ANAのマイルが貯まる・使える新たなECモール「ANA Mall」を開店しました。いきなりですが、なぜエアライングループがECモール事業に参入するのでしょうか。
理由はズバリ2つです。
〝理由その1〟
約3,800万人のANAマイレージ会員による相応規模のマーケットの存在
〝理由その2〟
既存のANAグループの直営ECサイトによる平均10,000円を超える高い購入単価
一般的なECサイトの平均購入単価は2,000円~3,000円と言われていますが、ANAグループのECサイトでの平均購入単価は10,000円を超えており、流通規模は現在80億円を超えています。このベースに加えてさらに利便性と品揃えを大幅に拡充した「ANA Mall」を立ち上げることにより、初年度でおよそ2倍の規模の売り上げを目指しています。
開店時には全23ショップが出店し、来年度中に100ショップの展開を目指しています。
ANA Mall のコンセプトは〝旅と日常がつながるECモール〟です。
「普段の買い物でマイルを貯めて旅に近づく」
「旅で貯めたマイルを日常のお買い物に使える」
という体験が実現されていきます。
また、ANA Mallで「1マイル1円相当」として利用できます。貯めたマイルを余すことなく思う存分買い物に使うこともでき、これは他のECモールにはない部分です。また、昨今の物価高における家計にも優しいかもしれません。
ANAMallはANAマイレージクラブアプリならびにWEBサイトから利用可能です。
https://anamall.ana.co.jp/shop/default.aspx
ANAは「空港はもはやチェックインをする場所ではなくなります」という概念から、空港の自動チェックイン機の撤去や、羽田空港第2ターミナルで行き先表示を掲出している巨大なデジタルサイネージを撤去する方針などを明らかにしており、利用者のスマホやモバイル端末へ、機能と情報の集約を図っています。
今回の「ANA Mall」のリリースは、それらの流れを受けての絶妙なタイミングともいえます。アプリやWEBサイトを通じて付加価値が高いだけでなく、幅広い商品カテゴリーからANAのマイルを使って買い物ができます。また、ANAあきんど株式会社などが積極的に進めている「地域創生」との連携もなされており、「ANA Mall」に出店企業の中にも地方発信のものも含まれています。そして今後もその流れも加速させていく考えです。
今後益々出店企業も増えていき、幅広い商品群から楽しい買い物ができそうです。まずは「ANA Mall」を覗いてみてはいかがでしょうか。
https://anamall.ana.co.jp/shop/default.aspx
〈写真 文 : Aviation Picks 編集長 深澤 明〉