【ANA】〈取材〉国内線次世代フラッグシップ 787-10 羽田 – 新千歳線でデビュー！

ANAは2024年3月27日、国内線仕様のボーイング787-10型機 (JA981A) を羽田 – 新千歳線でデビューさせました。

このボーイング787-10型機は、現在ANAの国内線で活躍しているボーイング777-300型機や777-200ER型機の後継機として2026年度までに11機が導入される予定です。

つまり、この先ボーイング777-300型機や777-200ER型機から順次ボーイング787-10型機へと置き換えられてゆくことを意味しています。

ボーイング787-10型機自体はすでにANAの国際線機材として3機がすでに活躍しています。

AviationPicks編集長の深澤も、かつてイカロス出版の季刊航空旅行の取材でANAの国際線仕様のボーイング787-10型機には搭乗させていただいています。

印象としては離陸滑走距離が長いのと、比較的ゆったりと安定感のある飛行だなと感じたことを覚えています。

このボーイング787-10型機の国内線新仕様機は、プレミアムクラス28席、普通席は401席の合計429席です（参考 : ボーイング787-9型機はプレミアムクラス18席、普通席377席の合計395席）。

△ 787-10型機のプレミアムクラスはANAの国内線最大クラスのシート幅56センチ(アームレスト内側のくぼみ部含む）で、シート間大型ディバイダーでプライバシーも確保。

△ 国内線最大の13.1インチの最新薄型パーソナルモニターを備えた普通席は身体の根幹である骨盤をしっかりと支える背もたれでリラックスできる姿勢を保持できる快適性の高いシート（トヨタ紡織製）だ。

さて、就航初便となった東京 (羽田) 発札幌 (新千歳) 行きのANA59便を新千歳空港内で出迎えました。この日は天気も良く、遠くの雪山もハッキリと確認できるほどの視程の良さです。

△ 「横から見るとやっぱり長いな〜」と思わず声を出してしまいながらANA59便として初めて新千歳空港に到着したボーイング787-10型機 (JA981A) をガラス越しで撮影しました

搭乗者416名（幼児2名含む）と満席に近い状態で新千歳空港に到着しました。新しいだけだってピッカピカです。

ボーイング777型機と比べますと、約25%の燃費改善が見込めれるという省燃費・低騒音機材であり、ANAの国内線次世代フラッグシップとして今後活躍してゆくボーイング787-10型機のデビューをこうして新千歳空港にて出迎えることができて取材者としてもとても嬉しく思っています。

ボーイング787-10型機は今後も続々と日本へやってきます。

2026年度までには今のところ11機体制になりますから、羽田発を中心に、新千歳、大阪、福岡、沖縄などの幹線へ続々と投入されることとなりましょう。

楽しみですね！！

△ 折り返しの東京(羽田)行きANA62便の出発前には787-10型機の就航記念イベントが7番スポット前で行われ、ANA新千歳空港株式会社の植松只裕代表取締役社長（写真左から2番目）と北海道エアポート株式会社の蒲生猛代表取締役社長（写真右から2番目）が登壇。787-10型機就航で益々新千歳空港利用者の利便性や快適性が向上することを歓迎した。