【ANA】JOINと持続可能な航空燃料(SAF)に係る連携強化に向けた協力覚書を締結

ANA は JOIN が日本の民間企業と共に海外で参画する SAF 関連事業において、航空
事業関連の経験及びノウハウに基づいたアドバイス等のサポートを行ってゆく[写真 : FUKAZAWA Akira]

ANA と JOIN (株式会社海外交通・都市開発事業支援機構 )は12月19日、海外における SAF の製造・調達等を目指す事業への取り組みに関し相互に協力するための覚書を締結した。

この覚書に基づいて、ANA は JOIN が海外で参画する SAF 関連事業について、航空事業関連の経験及びノウハウに基づいたアドバイス等のサポートを行うと共に、JOINは SAF 関連事業への出資機会の拡大を図り、その出資先が製造する SAF を ANA へ供給することに努めることで、ANA が SAF を安定的に調達するための機会の確保・増大に努める。

ANA は、国際民間航空機関(ICAO)が定める国際航空からの二酸化炭素排出削減に係るグローバルな削減
目標(2050 年まで燃料効率を毎年 2%改善、2020 年以降温室効果ガスの総排出量を増加させない等)に対応するため SAF の安定調達に取り組んでおり、2022年3月に「ACT FOR SKY」:国産SAFの商用化および普及・拡大に取り組む有志団体を設立、、業界の垣根を超えたオールジャパン体制で国産 SAF の商用化および普及・拡大の取り組み等を推進している。

ANA グループでは、2030 年度までに消費燃料の 10%以上を SAF に置き換え、また、2050 年度までのカーボンニュートラル実現を目標に掲げ、SAF の活用拡大に向けたさまざまな施策に取り組んでおり、この覚書締結でSAF の活用拡大に向けたさまざまな施策に取り組んでいます。CO2 削減効果および品質が証明された SAF の普及に向けたリーディングエアラインとして、CO2 削減をはじめとした環境問題の本質的な解決に積極的に取り組んでゆく。

覚書に基づく協力関係のコンセプトイメージ[ANA提供]

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