【ANA】整備士の作業着を再利用したトートバッグ販売について

ANAは5月30日(月)15時より、「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」で整備士の作業着の古着から作ったトートバッグを販売している。すでに販売開始9時間で355点のアップサイクルトートバッグが完売した。

このプロジェクトは、ANAの現役整備士が廃棄されてしまう作業着の古着からバッグを製作する「アップサイクル・プロジェクト」を社員提案制度で2019年に発案、 その後約2年間の調査・検討を経てトートバッグ専門ブランドのROOTOTE(ルートート)との共同開発に繋がり、昨年の2021年5月にクラウドファンディングサイト「Wonder FLY」で試験販売を行なっている。

その際、追加販売するも即時完売するなど大反響だったため、この度継続的な製造販売体制を構築して本格的な販売開始となった。

トートバッグは大と小で小は色違いの2種類、ショルダートートは色違いの2種類、サコッシュとトートリュックは1種類の合計7種類を製作。[写真 : FUKAZAWA Akira]
このプロジェクトのリーダーで現役整備士・高橋秀弥さん。全日本空輸(株)整備センター 機体事業室機体技術部 作業基準チーム マネージャー 兼 ANAウィングフェローズ・ヴィ王子(株)ミライをツクル事業部 マネージャー[写真 : FUKAZAWA Akira]

このプロジェクトの発案者でリーダーのANA現役整備士・高橋秀弥さんがANA Blue Baseの中で取材に応じ、「整備士の日々の想いが詰まった作業着を別の形で残すことができるだけでなく、古着の再利用によって資源の有効利用、廃棄物の削減、環境に配慮した持続可能な社会を作る一助になれば」、と思いを語ってくれた。

販売後に完売したということについては「わたしたちの環境活動に関心を持ってくださったことが嬉しい」とトートバッグを手ににっこり。

販売時期は年3回を予定している。専用サイト「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」はこちら。

https://ana-upcycleproject.com/

次回の販売は、世界環境デー(6月5日)の翌日、6月6日(月)に510点の販売を予定している。

「ANA UP-CYCLE PROJECT SHOP」での販売開始後、ANA Blue Baseや整備センターの売店などでも販売予定。毎回異なるデザインを考案し、順次販売されていく予定だ。

ショルダートートは紺とSAXの2色。[写真 : FUKAZAWA Akira]
サコッシュは作業着の胸ポケットあたりのディテールとANAの刺繍が特徴。[写真 : FUKAZAWA Akira]
トートバッグの小はSAXと紺の2色。[写真 : FUKAZAWA Akira]
トートリュック。[写真 : FUKAZAWA Akira]
トートバッグの大。[写真 : FUKAZAWA Akira]
トートバッグの大の内ポケットは作業着の左腕の部分が使用されている。[写真 : FUKAZAWA Akira]

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