【ANAあきんど】愛媛のみかん農園の未来を守るプロジェクトで伊予柑の苗木を植樹

地方創生事業に取り組むANAのグループ会社のANAあきんどが中心になって進めている「愛媛のみかん農園の未来を守るプロジェクト」で2022年4月17日(日)、愛媛県松山市で元々みかん農園だったが荒れ地になってしまっていた土地を開墾して農地として再生したおよそ1反(約300坪、約1,000㎡)の土地に、伊予柑の苗木を総勢28名が1時間ほどかけて植樹。ANA「農園プロジェクト」の看板も設置されており、その除幕式も行った。

この取り組みは、愛媛県松山市でみかんを育てて50年という石丸農園とANAとをつなげる役目としてANAあきんどの松山支店の皆さんが地元密着で日々業務にあたり、これまでにクラウドファンディングで「お試し応援セット」として伊予柑約3kgセットなどを販売したり、「とことん応援セット」の名目で、伊予柑5kg、あいか5kgにみかんの苗木植樹がついたものなどを販売。今回の植樹には「とことん応援セット」でクラファンに参加された方々も東京から駆けつけ、植樹で汗を流した。

この植樹に駆けつけたANAあきんどの菅谷とも子代表取締役社長は石丸農園をはじめ地元の方たちへの感謝の言葉を述べつつ「石丸農園さんの〝未来のこどもたちにいつまでも美味しいみかんを届けたい〟という熱い想いに共鳴するものがあった」とし、ANAあきんどとして何ができるだろうかと模索してきたと語った。ANAプレミアムクラスの食事に愛媛みかんのデザート(伊予柑タルトショコラ、伊予柑サバラン、伊予柑ロール)を搭載したり(2021年12月1日〜2022年2月28日まで)、農園の作業を体験できるツアーの造成をするなど活動報告も兼ねつつ、ANAのふるさとの納税だけの限定返礼品として「石丸農園 伊予柑の木 1本 まるごとオーナー制度(1年間)」について提案したことにも触れた。

開墾された農地を目の当たりにして感無量といった表情でプロジェクトの詳細などを
語ったANAあきんどの菅谷とも子代表取締役社長。[写真 : FUKAZAWA Akira]
年々廃園になっていくみかん農園の現状を訴えつつ、農家の気持ちを汲んで一緒に歩んでくれるANAあきんどへの感謝の気持ちを語る、石丸農園などを運営する株式会社修斗の石丸智仁代表取締役社長。[写真 : FUKAZAWA Akira]
ANA「農園プロジェクト」の看板の除幕を行う石丸農園の石丸智仁氏とANAあきんどの菅谷とも子代表取締役社長。
[写真 : FUKAZAWA Akira]
快晴に恵まれた中、クラウドファンディングに参加された方々やANAあきんどの社員
そして石丸農園のスタッフなどが植樹を行った。[写真 : FUKAZAWA Akira]
農園のスタッフが植樹の手順や留意点を伝授。[写真 : FUKAZAWA Akira]
みんなで力を合わせて、次々と苗木が植えられてゆく。その数123本。[写真 : FUKAZAWA Akira]
「大きく育ってね!」と1本1本に語りかけながら積極的に植樹するANAあきんどの新川新一取締役副社長(右)。
[写真 : FUKAZAWA Akira]
収穫できる4年後に想いを馳せながら植樹するANAあきんどの菅谷とも子代表取締役社長。
[写真 : FUKAZAWA Akira]

ここでこの「愛媛のみかん農園の未来を守るプロジェクト」で中心となって活躍している方をご紹介したい。黒川さゆりさんだ。ANAの客室乗務員で6年間勤務して、2021年9月からANAあきんどの松山支店に出向している。愛媛県新居浜市の出身で愛媛県の自然が大好きと語り、ANAあきんどの地方創生事業に関わる仕事の中で、今回 の「愛媛のみかん農園の未来を守るプロジェクト」に関する社内公募があった時、また自然豊かで季節を肌で感じられる愛媛県に戻り、愛媛県へ恩返しできるのはこれが最初で最後かもしれないと一念発起して応募したという。

やりたいことがやれている実感が表情にもよく現れていて、輝かしい笑顔を見せてくれた
ANAあきんど松山支店の黒川さゆりさん。[写真 : FUKAZAWA Akira]

荒れ地だったこの場所が植樹できる農園に再生され、苗木を植樹する日を迎えて「まったく違うなというのが正直な感想です」を破顔した。黒川さん自身も今回植樹した農地とは違う耕作放棄地を耕した経験から、「ここまでにするのは本当に大変な作業なのは想像に難くない」と、この農地の開墾作業を担当した石丸農園のスタッフへの感謝の言葉も忘れなかった。

伊予柑の苗木を丁寧に植えてゆくANAあきんど松山支店の黒川さゆりさん。
[写真 : FUKAZAWA Akira]
収穫できる4年後だけでなく、ANAと地方とのつながりがさらに大きく育ってほしいとANAあきんどの社員の想いは熱い。
[写真 : FUKAZAWA Akira]

ANAあきんどが取り組む愛媛県松山市 ANA「農園プロジェクト」の詳細はこちら↓

https://www.ana-akindo.co.jp/activities/ehime-nouen/

ANAふるさと納税のウェブサイトはこちら https://furusato.ana.co.jp/

石丸農園のウェブサイトはこちら https://ishimaru-nouen.com/

東京(羽田)- 松山線は2022年4月現在、1日6往復を運航。松山空港を力強く離陸するエアバスA321neo。
[写真 : FUKAZAWA Akira]

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