天草エアライン(AMX)、オリエンタルエアブリッジ(ORC)、日本エアコミューター(JAC)、全日本空輸(ANA)、日本航空(JAL)の5社はこれまで、営業販売強化の推進に関する事業として、AMX・ORC・JAC就航地域の魅力を発信する共同プロモーションや利用促進共同キャンペーンに取り組んできたが、2022年10月30日より新たな取り組みとして本邦航空会社で初となる大手系列を超えたコードシェア(共同運航)を開始する。
この大手系列を超えたコードシェア(共同運航)では、AMX・JAC 運航便の座席を ANA が販売し、また ORC 運航便の座席を JAL が販売することが可能となる。
AMX・ORC・JAC は、既存のコードシェアなどの提携に加え、新たな販路が広がることで新規需要を創出し、旅客数増につなげ、安定した路線運営を推進してゆく。
また、ANA・JAL は、地域航空 3社の協業促進を引き続き支援し、共に都市と新たに加わる就航地域との人流の創出に取り組むことで、地域活性化に努めてゆくとしている。
なお、コードシェア便の利用の詳細についてはこちら
ANA
https://www.ana.co.jp/ja/jp/book-plan/airinfo/codeshare/domestic/
JAL
https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/route/codeshare/orc/
EAS LLP 概要
名称 : 地域航空サービスアライアンス 有限責任事業組合
(英語表記 : Essential Air Service Alliance LLP 、略記 : EAS LLP )
所在地 : 東京都港区新橋2-11-10
設立 : 2019年10月25 日
活動期間は4年間の予定で、3年を経過した時点で取組状況を検証、以降の対応を協議する。
組合員構成 :
天草エアライン株式会社(AMX)
オリエンタルエアブリッジ株式会社(ORC)
日本エアコミューター株式会社(JAC)
全日本空輸株式会社(ANA)
日本航空株式会社(JAL)
設立目的 : 離島やそれに準じる地域の生活に重要な役割を果たす路線を持続可能とするために、地域航空各社の経営の独自性は維持しつつ、安全推進体制の確立と安定的な運航確保ならびに効率化を目指したあらゆる協業深化の取り組みを、大手 2 社の協力を得つつ早期に促進していくことを目的として当事業組合を設立。
事業の概要 : 地域航空社間の協業を推進する次の事業に取り組む。
- 安全基盤の確立と安定運航確保のための航空技術協力の推進に関する業務
- 営業販売強化の推進に関する業務
- 各種調達の効率化の推進に関する業務
- 業務共通化及び人員協力の推進に関する業務
- 前各号に付帯又は関連する一切の業務
いずれにせよ、大手系列の枠組みを超えた協業の促進・拡大によってどのような可能性が拓けてくるのか、注目しよう。